カーボンニュートラル活動に貢献する
革新的な触媒変換プロセスを開発

環境保全の観点から、脱炭素に関した革新技術の開発要求が、ここ数年で急速に高まってきました。COP会議での約束草案の実現やCO2排出ゼロの宣言(2050年まで)など、産業全体を取り巻く状況が大きく変革しうる目標設定がなされ、その達成の成否が世界的に評価されます。直近の目標年は2030年であり、急ぐ必要があります。
私の研究は、そのような世界的なカーボンニュートラルの潮流に確実に応える技術です。産業プロセスから排出されるCO2をそのままで大量に、そして効率的に資源エネルギーや有用化学物に瞬間的に変換し、従来の触媒技術ではなし得ない、オンリーワンとなる触媒反応プロセスです。そのCO2処理量は大学での研究レベルを越えた領域にまで達しています。