教育学における「理論と実践の往還」とより質の高い教員の養成に取り組む

理論研究と実践研究を通して、教育学における「理論と実践の往還」を図るとともに、より質の高い教員養成?教員研修に向けて取り組みを進めています。
①理論研究
1)近代ドイツ教育学に関する思想的?歴史的研究
2)大学における教員養成の理念および制度に関する研究
3)研究倫理および学問の自律性に関する研究
また、本学の姉妹校であるネブラスカ大学オマハ校の研究者たちと西洋哲学を主題とした国際共同研究を行っており、日本における西洋哲学の受容史?影響作用史に関する研究にも取り組んでいます。
2019年に静岡大学で開催された「国際フッサール?カンファレンス」では大会実行委員長として、世界哲学会議の会長を務めたダーモット?モラン氏やローマ法王庁社会科学アカデミー会員のヴィットリオ?ヘスレ氏らをはじめとする20名以上の哲学者を海外から招聘し、国際学会を実施しました。
②実践研究
「自律的思考」(Selbstdenken)を鍵概念として、その形成を目指す教育活動に関する実践的な研究を進めています。2020年に「静岡大学現代教育研究所」を設立し、学内外の専門家と現代的教育課題に関する教材?授業開発を推進しています。また、研究室では所属する学生たちと防災、SDGs、スポーツ倫理(スポーツ?インテグリティ)に関する教材開発?実践を行っています。