【人文社会科学部】「現代社会の変容とキャリア形成」講義に小川秀世弁護士(本学卒業生?袴田事件弁護団事務局長)が登壇しました
11月13日(月)、人文社会科学部と学部の2024欧洲杯线上买球_欧洲杯投注在哪买-app下载である「岳陵会」との連携講座「現代社会の変容とキャリア形成」の講義に、小川 秀世 弁護士(人文学部11回法卒)が登壇しました。
小川弁護士は袴田事件弁護団の事務局長を務め、現在再審中の袴田巌さんの弁護を担当しています。
小川弁護士は、どんな思いをもって静岡大学に進学し弁護士の道に進んだのか、現在に至るまでの経験を親しみやすい口調で語り、受講生である後輩の学生約120名は熱心に耳を傾けていました。
小川弁護士は「なぜ捏造(ねつぞう)による冤罪(えんざい)が起こるのかを考えてほしい」と学生に問いかけ、袴田事件の争点について説明するなど、具体的なエピソードをもとに、現代社会に起こる問題に関心を持って思考する大切さを力説しました。
この連携講座は、岳陵会?卒業生の全面協力のもと、社会?言語文化?法?経済の4学科の連携による学部共通専門科目として開講されています。
岳陵会と学部の4学科の担当教員が協働し、社会?言語文化?法?経済の4学科の学術的な特質を活かした系統的な専門教育の展開にあわせ、学びの壁を越えて学ぶカリキュラムとして、多様な授業方法?形態を組み合わせ、学生に主体的?協働的な学習機会を通じて多様な価値観を育み、自律的なキャリア形成の機会を提供しているものです。
今回の講演を受けて、本講座の受講生は、日本における捏造(ねつぞう)による冤罪(えんざい)事件と問題点について事前に調べ、翌週にチームで対話して意見をまとめるグループワークに取り組みます。
人文社会科学部のディプロマポリシーにもある、論理的思考力、問題発見力、課題解決力を伴う深い専門性を備え、社会を構成する市民としての自覚を備え、他者と協力して課題に取り組むことを目標としたグループワークを通し、自ら考えるべき問いに向かう姿勢の育成を目指しています。
※講演の様子について、2023年11月14日に中日新聞静岡総合版紙面と「中日新聞」WEBサイトに掲載されました。