静岡大学超領域研究推進本部「第12回超領域研究会」を開催しました
静岡大学超領域研究推進本部は、平成30年12月3日(月)に、「第12回超領域研究会」を、静岡大学静岡キャンパス農学総合棟にて開催しました。
静岡大学超領域研究推進本部は、静岡大学の重点研究3分野「光応用?イメージング」「環境?エネルギーシステム」「グリーンバイオ科学」について、それぞれの優れた研究成果やポテンシャルを持ち寄り、多様な学術基盤の連携?融合による研究成果の格段の向上、新研究領域の開拓?多様な分野と国際的に通用する研究人材の育成、外部資金獲得の取組等を推進しており、その成果の報告、共有の場として、超領域研究会を開催しています。今年度は、本学学生及び教職員や学外から、約130名が参加しました。
石井潔学長による開会挨拶、超領域研究推進本部長である木村雅和理事(研究?社会産学連携担当)の挨拶の後、静岡県立大学薬学部薬学科(医薬品製造化学分野)菅敏幸教授から「100グラムスケールでの製造を可能にする天然物合成」、静岡大学グリーン科学技術研究所河岸洋和教授から「フェアリー化合物は、新しい植物ホルモンか?」と題した基調講演が行われました。
続いて、本学教員による重点研究分野に関する研究発表と、静岡県立大学からの招聘教員及び本学教員による最新の研究成果の発表がなされ、参加者との活発な意見交換が行われました。
全ての発表が終了した後、超領域研究推進本部統括の齋藤隆之教授から閉会挨拶があり、盛況のうちに閉会となりました。
【研究会の内容】
<開会挨拶>
石井 潔 学長
<本部長挨拶>
木村 雅和 本部長/理事(研究?社会産学連携担当)
<基調講演1>
菅 敏幸 静岡県立大学薬学部薬学科(医薬品製造化学分野)教授
「100グラムスケールでの製造を可能にする天然物合成」
<基調講演2>
河岸 洋和 グリーン科学技術研究所 教授
「フェアリー化合物は、新しい植物ホルモンか?」
<研究発表>
粟井 光一郎 電子工学研究所 准教授
「バイオ燃料生産に必要な基礎科学―ユーグレナの例」
二又 裕之 グリーン科学技術研究所 教授
「「微生物?エネルギー?物質」異分野融合による低炭素社会基盤技術を目指して」
高橋 忠伸 静岡県立大学薬学部薬学科(生化学分野)准教授
「ウイルス感染の蛍光イメージング剤の開発と応用」
成川 礼 グリーン科学技術研究所 講師
「光合成微生物が持つ光受容体群の応用利用に向けた分子デザイン」
恒松 雄太 静岡県立大学薬学部薬学科(生薬学分野)講師
「糸状菌ゲノム情報を活用した新規天然物の探索とその生合成」
鳴海 哲夫 グリーン科学技術研究所 准教授
「ペプチド結合の等価置換を基軸とするアミロイド研究」
<閉会挨拶>
齋藤 隆之 統括