静岡大学が開発した超小型衛星Stars-AOの愛称『あおい』に決定
8月21日、工学部で開発した超小型衛星Stars-AO(責任者?能見公博教授)のフライトモデル公開と愛称を発表しました。
Stars-AO(Astronomical Observation for stars)は、 星空の天体観測を目的とした10cm立法の超小型衛星です。宇宙の天文台とされるハッブル望遠鏡などとは異なり、“Stars-AO”は宇宙の家庭用望遠鏡といえます。超高感度カメラを搭載し、大容量の撮影データをアマチュア無線で地球に伝送することにより、幅広い人が手軽にStars-AOの撮影画像を受信できることを目指します。
会見では、能見教授から、超小型衛星の概要説明、今後のスケジュールとミッションについて説明があり、続いて、川田善正工学部長から、衛星の愛称が「あおい」に決まったことが発表されました。
なお、愛称の募集は、平成30年8月6日に実施したStars-AOを題材にした「中高生によるStars-AO衛星を用いた研究体験」に参加した中高生、8月7日に実施した工学部オープンキャンパスに来場した高校生及びStars-AO開発プロジェクトメンバーを対象に行い、33件のご応募をいただき、工学部内に設置した選考委員会において、慎重に審査した結果、「あおい」に命名しました。
選考理由は、
① シンプルで親しみやすいこと
② 英文字表記するとAOの単語が入っており、Stars-“AO”と繋がっていること
③ 浜松や静岡と関連の深い徳川家の葵(あおい)の御紋を想起させることが挙げられます。
最後に、能見教授から、「みんなが楽しめるような宇宙空間から見た綺麗な星空を撮影できれば嬉しいです。さらに、子どもたちが理科や宇宙に興味を持つきっかけになれば素晴らしいことです。」とミッションの成功に向けて決意が語られました。