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2024欧洲杯线上买球_欧洲杯投注在哪买-app下载 静岡大学

令和6年度 静岡大学学位記授与式 を挙行しました

2025/04/07
学長メッセージ

令和6年度静岡大学学位記授与式を令和7年3月18日(火)?23日(日)に挙行しました。

18日(火)にアクトシティ浜松大ホールにおいて行われた浜松地区の学位記授与式では、学部学士課程卒業生714名、大学院修士課程修了生371名、大学院博士課程修了生13名に学位記が授与されました。
23日(日)にグランシップ大ホールにおいて行われた静岡地区の学位記授与式では、学部学士課程卒業生1,130名、大学院修士課程修了生188名、大学院博士課程修了生11名、大学院専門職学位課程53名に学位記が授与されました。
当日、会場内では、笑顔で写真を撮られる様子が多く見られました。

日詰学長からは、「皆さん一人ひとりには、生来生まれ持った多彩な才能があります。その才能は全員が同じではありません。私は皆さんが自らの豊かな才能のもと、本学で学ばれた知を活かして、社会で大きく羽ばたいていかれることを心から期待しています。」との告辞がありました。
また、式典では学業成績が優秀な卒業生に対し、表彰状と記念品が贈られました。
最後に、卒業生?修了生を代表して浜松地区では情報学部情報科学科の佐橋 優人さん、静岡地区では2024欧洲杯线上买球_欧洲杯投注在哪买-app下载物理学科の齋藤 峻さんから、学長をはじめとする教員等に対する謝辞がありました。

学位記授与式閉式後は、学位記授与式会場やキャンパス等において、学部?研究科ごとの学位記伝達式が実施されました。

*下記URLより各地区式典のダイジェスト動画をご覧いただけます。

令和6年度静岡大学卒業?修了者数

◆ 学部等(学士課程)
【静岡地区】人文社会科学部 408名/教育学部 276名/2024欧洲杯线上买球_欧洲杯投注在哪买-app下载 208名/農学部 184名/地域創造学環 54名 | 計1,130名
【浜松地区】情報学部 224名/工学部 490名 | 計714名

◆ 大学院(修士課程)
【静岡地区】人文社会科学研究科 31名/総合科学技術研究科 理学専攻 73名/総合科学技術研究科 農学専攻 78名/山岳流域研究院 6名 | 計188名
【浜松地区】総合科学技術研究科 情報学専攻 66名/総合科学技術研究科 工学専攻 305名 | 計371名

◆ 大学院(博士課程)
【静岡地区】教育学研究科(博士) 3名/自然科学系教育部 8名 | 計11名
【浜松地区】光医工学研究科 2名/自然科学系教育部 10名 | 計12名

◆ 大学院(専門職学位課程)
【静岡地区】教育学研究科(専門職) 53名 | 計53名

◆ 論文博士
【浜松地区】自然科学系教育部 1名 | 計1名

学位記授与(浜松)

学位記授与(浜松)

成績優秀者表彰(浜松)

成績優秀者表彰(浜松)

学位記授与(静岡)

学位記授与(静岡)

成績優秀者表彰(静岡)

成績優秀者表彰(静岡)

学長から卒業生?修了生に向けて、今後の活躍を期待し、告辞がありました

学長から卒業生?修了生に向けて、今後の活躍を期待し、告辞がありました

令和6年度静岡大学学位記授与式 学長告辞

 卒業生、修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ここに、静岡大学教職員を代表して、お祝いを申し上げます。そして、卒業生?修了生の今日この日を心待ちにしてこられた、ご家族?保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。

 思い起こせば、四年前本学で行われた入学式は、コロナウイルスの感染が収束していないこともあり、感染予防への配慮から各学部?研究科の代表者だけが出席し、その他の新入生やご家族の皆様はオンラインで視聴していただくというものでした。しかし、その状況も一昨年5月8日以降、新型コロナウイルスが5類感染症と位置付けられたことから、それまで私たちに課されてきた多くの制約が緩和されました。現在、静岡大学における教育研究活動はコロナ前の状態に戻っています。そのため、今年度の学位記授与式も従来の方式に基づいて開催することができました。そして、私たちは本日ここにハレの日を迎えられた卒業生?修了生の皆さんの晴れ晴れとして清々しいお顔を拝見することができることを大変うれしく思っています。
 
 現在、コロナウイルス感染への脅威はほとんどなくなりつつありますが、本日卒業?修了される皆さんはまさにコロナ禍の中で学生生活を経験された方々です。特に、本日学士課程を終えて卒業される皆さんは、入学した当初から新型コロナウイルスの感染の広がりとともに、授業や部活動をはじめ、本来ならば経験することのできた学生生活の多くに様々な制約が課されたと思います。このような状況は本日大学院を修了される皆さんにも共通しています。私は、コロナ禍という大変困難な状況の中にあっても、決してくじけることなく勉学に励み、本日卒業?修了を迎えられた皆さん一人ひとりに心からの賛辞を贈りたいと思います。与えられた状況が難しいことであっても、皆さん自身が想像力を発揮して、どうすれば円滑に自身の学びや研究を進めることができるのか、様々な工夫をされたのではないかと推察します。そのような取り組みの一つ一つは必ずやこれからの皆さんの人生に良い影響をもたらすことになるはずです。

 ところで、四年前の入学式で私が皆さんへの期待ということで、本学での学びに関することの他に二つのことをお話しました。一つ目は、皆さんと異なる考え、意見や主張を持つ人との交流を大切にしてほしいということでした。大学時代における人との交わりは生涯にわたって続くものではないかと思います。そのような関係性の中で、皆さんは自らの意見や考えとは異なる人との交わりを経験され、多様な意見や主張にも心を開いて耳を傾け、対話をされましたでしょうか。このような経験はこれからも皆さんの人生にとってかけがえのないものとなることでしょう。本日多くの卒業生?修了生の皆さんは、四月から社会人として歩み始めることと思います。多様性を受け入れることを求められる現代社会にあって、大学での様々な意見の持ち主との対話の経験をぜひ社会に出られてからも役立てて下さい。
 二つ目に私が皆さんにお話ししたことは、皆さんの学生生活が自らの殻を打ち破る「挑戦」であってほしいということでした。そして、皆さんが自らの創造力を働かせて、いろいろなことに挑戦してほしいということをお伝えしました。今、皆さんはご自身の学生生活を振り返ってみて、いかがでしたでしょうか。きっと、皆さんはいろいろなことに全力を尽くし、これだけはやり切ったというものを持っておられることと思います。そのような経験は、これから社会に出られ、新たなことに挑もうとしておられる皆さんにとってはかけがえのないものになったのではないでしょうか。静岡大学での学びや経験の一つ一つが、これからも皆さんの人生を支える大きな糧となることを切に願っています。

 さて、私たちは今、21世紀という時代に生きていますが、この世紀は激動と混乱の時代なのかもしれません。21世紀の初頭からアメリカ同時多発テロ事件を皮切りに、世界のあちこちで軍事衝突が起きるなど、国際社会を震撼させる出来事が多数発生しています。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から3年が経過しました。一昨年はパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの軍事衝突も起こりました。これらの紛争は依然として解決の糸口を見いだせない状況が続いています。世界の英知が結集して、一日も早くこの事態を解決する方策を見出してほしいと願っています。そして、このような軍事衝突だけではなく、私たちの不安を煽るような大地震をはじめとする自然災害も頻発しています。昨年1月1日に発生した能登半島地震は私たちの記憶に新しいと思いますが、その後の豪雨災害も含め、能登半島では甚大な被害が生じました。一日も早い復興が期待されています。
 このように現代社会では、私たちが予測することのできない事態が起きる可能性が大きく、巨大化する自然災害、世界で発生する軍事衝突、そしてそれらが引き金となって生じる社会経済的不安等、私たち自身の上に突然降りかかってくる様々な諸問題を予見することが極めて難しい時代に生きているということを実感せざるを得ません。
 私たちはこのように混とんとして先行きを見通すことが難しい時代をこれからも生き抜いていかなければなりません。その際、皆さんが静岡大学で培われた経験をもとに、豊かな人生を歩んでいただくことを心より願っています。

 このような時代の中で、皆さんが豊かな人生を歩むにあたり、ぜひ心にとめていただきたいことがあります。そのことを二つお話しさせていただきたいと思います。
 一つ目は、これからも皆さんの学びや興味?関心の幅を広げ続けてほしいということです。
静岡大学で学ばれ、深い専門知を身につけられた皆さんは、その専門知を活かして、多様化し複雑化した社会課題や困難な問題に立ち向かっていくことを社会から期待されていると思います。現代社会では科学技術が急速に発展し、様々な技術革新が進展し、私たちの社会を大きく変えようとしています。まずは、その現実の姿を理解することが必要です。そして、それにとどまらず皆さんの学びの幅を広げていくことも大切だと思います。最近、リスキリングやリカレント教育という言葉が聞かれるようになりました。私は皆さんが、本学を巣立ってもぜひ主体的に学ぶ機会を多く持っていただき、その学びの幅を広げていかれることを期待します。その際に、自らの専門領域に閉じこもることなく、できる限り多様な学問分野やジャンルにも興味?関心を広めていただきたいと思います。というのも、現代社会が抱える諸課題の解決策は総合的な観点からのアプローチが求められ、様々な学問領域の知の融合により解決策が見いだされる可能性が高いと考えられるからです。皆さんは本学において、ある専門領域においてかなり多くの知を学ばれましたが、これからはほかの学問領域の知への眼差しもぜひ持っていただきたいと思います。様々な専門領域にまたがり皆さんの知の幅を広げていくこと、すなわち「総合知」を意識した学びが大切です。皆さんには、そのような学びのスタイルがこれからも多く求められていくのではないかと感じています。ぜひ社会に出られてもそのことを意識した学びを進めていただきたいと思います。
 そのように自らの学びの幅を広げて社会を俯瞰する時に、現実に今起こっていることがどのようなことであり、そのために自らがすべきことは何かということが少しずつ見通せるようになるはずです。
 二つ目は、皆さんの時間の使い方を見直し、自らを高めることに使かっていただきたいということです。
 最近、私は三宅香帆さんという若い文芸評論家が上梓された『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という新書本を読みました。この本は昨年出版されてから話題となり、現在30万部を突破する勢いで売れているということですので、皆さんの中にもすでに読まれた方もおられるのではないでしょうか。私はこの本の帯の言葉である「仕事とスマホで毎日を終えたくないあなたへ」という言葉に興味を覚え、購入して読んでみましたが、とても面白い本でした。ある意味で三宅さんご自身の読書論かもしれませんが、明治以来時代の変遷とともに、日本人がどのような読書体験を持ってきたのかを時代ごとに分析するとともに、現代社会に生きる我々がスマホをはじめとする電子機器から得られる情報だけではなく、本来の読書の時間を取り戻すための方策、つまり「働きながら本を読める社会をつくる」ために私たちは何をすべきかということを説いています。この本の中で三宅さんが問題視したことは、現代社会において私たちは仕事に追われ、疲れ果ててしまい、それが度を超すと人間が壊れてしまうということでした。それを防ぐためにも、私たちは「仕事や家事や趣味や―さまざまな場所に居場所をつくる。さまざまな文脈のなかで生きている自分を自覚する。他者の文脈を取り入れる余裕をつくる」(261頁)ことを提案しています。そして、その延長線上で読書も楽しんでみたらどうだろうかということです。これから皆さんは社会に出て働き、忙しい時間を過ごされることでしょう。そのような中にあってもご自身の時間を、自らを高めるために使うと同時に自らの楽しみのためにも使い、豊かな人生を歩んでいただくことを願っています。かつてオードリ?ヘプバーンという女優は、次のような言葉を残しました。「最も重要なことは、自分の人生を楽しむこと、幸せを感じることです。」というものでした。私は皆さんの人生の門出にあたり、この言葉を贈りたいと思います。
 
 最後になりますが、皆さん一人ひとりには、生来生まれ持った多彩な才能があります。その才能は全員が同じではありません。私は皆さんが自らの豊かな才能のもと、本学で学ばれた知を活かして、社会で大きく羽ばたいていかれることを心から期待をしています。

 本日卒業?修了される皆さんのこれからの人生の上に幸多かれと心より祈り、私の挨拶とさせていただきます。


2025年3月18日、3月23日
静岡大学長 日詰一幸

浜松地区の卒業生?修了生を代表して情報学部 佐橋 優人さんから謝辞がありました

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静岡地区の卒業生?修了生を代表して2024欧洲杯线上买球_欧洲杯投注在哪买-app下载 齋藤 峻さんから謝辞がありました

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