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時代を方向づける新たな学問『行動情報学』のテキストが出版 -変化する情報社会の中で目的を持ち続けるために-

2025/03/18
プレスリリース

世の中には多くの大学があります。
そして、各大学の内部を詳しく見てみると、聞き慣れない名称の学部や学科が多いことに気づくでしょう。
これは、学問が人間の営みの一部であり、時代とともに創られ、発展し、継承されていくものであることを示しています。

その中でも、静岡大学情報学部行動情報学科は、行動情報学を専門に研究し、学ぶ世界でも類を見ない組織として、2016年に設立されました。
設立からの9年間は、第一期生が卒業論文?修士論文?博士論文の執筆を終えるまでの期間(学部4年、大学院5年)に相当します。
つまり、この期間を経て、行動情報学という学問がひとつの完成形に到達したといえるでしょう。

本書は、行動情報学にとって節目となるこの時期に、学問の入り口に立つ高校生や大学新入生、さらには現代の情報社会を生きるすべての人々に向けて、その魅力を平易な言葉で解説するものです。
本書は「行動情報学」に関する世界初の入門書であり、教科書でもあります。
本書を読むことで、以下の問いに対する答えを得ることができるでしょう。

?情報社会のなかでの人間の行動はどう計測され、制御あるいは管理されていくのだろう?
?行動情報学を定義する情報システム、データサイエンス、マネジメントとは?
?変化する情報社会のなかで目的を持ち続けるためには?

本書は2025年4月3日に出版され、インターネットや全国の書店にて注文を受け付け、販売されます。

【著者コメント】
静岡大学情報学部 教授?森田 純哉(もりた じゅんや)

9年前、まさに行動情報学科が設立された年に、私は静岡大学に着任しました。
当時は前身となったプログラムの色が強いものでしたが、少しずつ、学科独自のカリキュラムが整備され、学部生や修士課程が輩出され、今年の3月には博士号の取得者も出現しました。
近年では、社会で働く出身者から、出張先で声をかけられることも出てきました。
今後も行動情報学は続いていきます。
ですが節目ともいえるこの時期に、次世代に繋がる書籍が出版できたこと、とても嬉しく感じています。


【書籍の概要】

現代社会において、人間の行動は、人間が意図して記録せずとも、自動的にサイバー空間にデータ化される。
たとえば、インターネット上での行動の履歴、カメラに記録された表情や身体の動き、さらには心拍数や脳波など外に現れない人間行動の背後に存在するデータまでもが、簡単で安価な装置によって、電子的に記録されるようになった。
これらの自動的に記録される膨大なデータを情報技術の力を用いて分析することで、人間と機械の関係を理解し、我々が望む方向へ行動を変化させていくことができる。
行動情報学は、人間や情報に関する伝統的な知識と、最近のビッグデータが可能とした自動的な行動データの処理とを統合する分野として描き出すことができる。
本書では、次の三つの分野から人間行動と情報処理の関係についてアプローチし、これらを融合することで織りなされる行動情報学の理論を示すことを目指す。

?情報システム:人間の行動をシステマティックに変容させる方法
?データサイエンス:人間行動をデータ化し価値に変換する技術
?マネジメント:人間行動に関するデータと情報を武器に、現実の組織や社会を変革する営み

また、このような行動情報学の観点から、変化し続けていく時代の中で、主体的に目的を持って生きていくための方法についても述べる。


【目次】

はじめに

第1部 人間と機械の情報処理
1 行動情報学へ至る歴史
2 行動情報のアルゴリズム

第2部 行動情報のシステム
3 人間の行動特性と調和する情報システム
4 人間行動のモデリングに基づく情報システムの設計
5 人間行動から学ぶ情報システム

第3部 行動情報学とデータサイエンス
6 行動情報学とデータサイエンス
7 人間行動とコミュニケーションのデータサイエンス
8 人間行動と集団のデータサイエンス
9 人間行動と社会のデータサイエンス

第4部 行動情報学とマネジメント
10 マネジメント視点で見る行動情報学
11 行動情報学による商品開発
12 行動情報学によるネットワーク組織のマネジメント
13 行動情報学から捉えるイノベーション

おわりに


【書籍情報】

書名:行動情報学
編著:森田 純哉 ? 永吉 実武 ? 金 鎭赫
著者:遠藤 正之?大島 純?大島 律子?大本 義正?梶原 千里?狩野 芳伸?後藤 謙太郎?莊司 慶行?白井 靖人?高橋 晃?西村 崇宏?福田 直樹?遊橋 裕泰?李 皓
ISBN:9784320125834
発売日:2025年4月3日
定価:3,300円 (本体3,000円 + 税10%)

問い合わせ先:

【書籍に関すること】
静岡大学情報学部
教授?森田 純哉
TEL : 053-478-1452
E-mail : j-morita[at]inf.shizuoka.ac.jp

【報道に関すること】
静岡大学 広報?基金課
TEL : 054-238-5179
E-mail : koho_all[at]adb.shizuoka.ac.jp

※[at]を@に変更してご利用ください。