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【人文社会科学部】原 瑠璃彦 准教授がFMしみず「日曜ネイチャーランド」(6/23)に出演しました

2024/06/23
メディア

FMしみず「日曜ネイチャーランド」内の「生きるチカラ」のコーナー(午前11時30分頃~)には、毎週第4日曜日に静岡大学の研究者が出演し、パーソナリティのしなっちさんと、楽しく最新の研究等についてお話しています。

6月23日(日)は、人文社会科学部言語文化学科の 原 瑠璃彦 准教授 が出演。
芸術選奨を受賞した著書「洲浜論」などについてお話しました。

■ 庭園と日本文化の関係

日本の古典文学、庭園、古典芸能を研究しています。大学入学時は理系でしたが、徐々に日本文化に興味を持ち、現在の専門分野に進みました。
古来、庭園は「舞台」であり、日本文化の発展に重要な役割を果たしてきました。
庭園は自然を体験する場所で、和歌を詠んだり、お茶を飲んだり、音楽を演奏したりする文化活動の場でもあり、文化を育む基盤となるものです。


■ 芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞した著書「洲浜論」

著書「洲浜論」が令和5年度第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しました。
この本では、「洲浜」(曲線的な砂浜)が日本文化においてどのような意味を持ってきたかを網羅的に探っています。
特に三保の松原のような「白砂青松」の風景は、昔から理想とされた海辺の風景で、日本人の原風景として重要なものです。
また、洲浜の風景は日本のさまざまな文化(文学、庭園、作り物、工芸品など)に影響を与えてきました。
「洲浜論」の表紙デザインにも特別なこだわりを持っています。
藍染の布に砂で砂浜の絵を描き、それを写真に撮って表紙にしています。
このデザインは砂浜の儚さを表現しています。


■ 今後の研究テーマは「白」

今後の研究テーマとして「白」という概念に注目しています。
これは「洲浜」の「白砂青松」から派生したテーマであり、より広い視点から「白」の意味を探求したいと考えています。